LEDシーリングライト TOSHIBA(東芝ライテック) LEDH81718X-LC

蛍光灯のシーリングライトよりも明るく省電力

今の家に引っ越す前から蛍光灯のシーリングライトを使ってきました。 現在部屋の環境を刷新するため、壊れたテーブルと面積を占めるテレビ台を撤去し、ラックが付いた机と、椅子を新しくしています。 その過程で気になったのが、部屋の照明でした。蛍光灯式ではテーブルに当たる光が暗く、ムラがありました。そこでもっと明るいLED照明に買い換えることを思いつきました。

最大のこだわりは高い演色性

今回のシーリングライト選択において、最もこだわった点は、高い演色性でした。 写真やグラフィックをやることもある部屋ですから、低い演色性の照明器具を使うことは、色の判断を誤ってしまう恐れがあります。 私が最初に勤めた製版会社では、暗室を除くオフィス全体に色評価用の蛍光灯を使用し、色校正や色サンプルを正しい色で評価していました。

演色性を示すRa値と、一般的なLED照明

Ra値は、演色性を示す数値で、様々な色が忠実に出ているかどうかを判断します。 色評価用蛍光灯は、太陽光と色温度が等しく(5000K)、太陽光に似た理想的な特性を持ち、Ra値も99となっています。その分通常の蛍光灯に比べ、数倍の値段がします。 それにくらべ通常のLED照明などは、赤が弱くなったり、色がくすんで見えたり、緑っぽく見えたりします。スペクトルも特性の周波数で突出していて、色にむらがあります。 安価なLED照明はRa値80以下です。ちょっと良いものではRa85なのですが、Ra90を超えるものはなかなかありません。

最大Ra値95のシーリングライト

そんな色評価用のRa値100の蛍光灯に近いシーリングライトはないものかと探した結果、TOSHIBA LEDH81718X-LCに行き着きました。 最大の特長は、「キレイ色モード」を使うことで、最大の演色性Ra95を達成するというものです。 これならば、色を正しく評価できるのではないかと思い、注文しました。

蛍光灯シーリングライトとの比較

シーリングライトを交換するにあたり、同じ条件でリンゴとミカンを撮影しました。 こちらが交換前 [caption id="attachment_741" align="aligncenter" width="600"] LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.7 ASPH.[/caption] こちらが交換後 [caption id="attachment_740" align="aligncenter" width="600"] LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.7 ASPH.[/caption] あきらかに交換後の方が明るく、鮮やかに発色していました。青いものや緑色のものがないので参考にならないかも知れませんが、これだけでも十分演色性の高さを見せつけられました。

様々なモード

そのほか、ユニークな機能が満載です。
  • 睡眠時に徐々に暗くなる「おやすみアシスト」
  • 間接照明のように部屋を照らす「シアターモード」
  • 赤やピンク、緑や青などの光になる「カラー」
  • 起床時に徐々に明るくなる「お目覚めタイマー」
シアターモードは、中央が暗くなり、周囲からオレンジ色の光が漏れるような効果の照明に変わります。間接照明のようになり、非常にムードのある部屋に生まれ変わります。 [caption id="attachment_738" align="aligncenter" width="600"] LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.7 ASPH.[/caption] カラーボタンを押すと、照明が赤やピンク、紫や緑、青や黄色などに変化します。もう一度押下すると、現在の色で固定されます。部屋をピンクや赤、青に染めるというのもなかなか大胆な機能です。これも高演色性のLEDライトのなせる業なのかも知れません。 [caption id="attachment_737" align="aligncenter" width="600"] LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.7 ASPH.[/caption]

商売下手な東芝

東芝ライテックはここまで優れた製品を作る力を持っています。 ただ、この製品を買いたいと思うようなWebサイトの作り方や、流通構造ができていないです。 家電量販店にも売られていませんし、Webサイトはまるで電機部品のような扱いで、ユーザーが買いたいと思うような作りになっていません。 高い演色性という最大の武器が、売り上げに繋がっていない気がします。 だからネットの激安家電販売店でしか手に入らないのですし、このままでは美しい色にこだわった照明器具がなくなってしまいます。

本当に売り込むべき相手は?

  • SOHOグラフィックデザイナー
  • 絵描き
  • フォトグラファー(プロ・アマ問わず)
  • 食卓を演出したい家庭
  • 化粧を良く見せたい部屋
クリエイターのアトリエ・スタジオや、色彩が大事になってくる場所で使われるべきです。 クリエイターはPCのモニターやPC、モニター、カメラやレンズにはこだわっても、照明器具にまでこだわる人がそんなにいるとは思えません。 だからそういった人たちが読む雑誌などに広告を打って、ターゲットを絞り込む戦略を立てることが課題なのかなと思います。

まだまだ部屋の改良に課題が

最後に、シーリングライトを設置してもまだまだ課題が…机までまんべんなく光が届いていないのです。 8畳用で部屋は6畳なのですが、机の天板はちょっと暗いかも。 いっそのこと卓上を照らす明かりとして山田照明Z-LIGHT Z-80PROを買うしかないのか。こちらはとても商売上手ですが、東芝のシーリングライトより高価だぞ... オーディオマニアは、ボトムネックとなる装置を次々と取り替え、湯水のごとくお金を使っているのですが、私もそれと同じような心境になってきました。