輸入家電メーカーZ

入社年平成18年(2006年)6月
退職年平成27年(2015年)4月

中国で製造されたDVDプレーヤー、液晶付きポータブルDVDプレーヤー、アナログテレビチューナー搭載DVDレコーダー、ワンセグチューナー、地上デジタルテレビチューナー、デジタルフォトフレーム、小型液晶テレビ(アナログ・デジタル)、PC向けワンセグテレビチューナー等を国内向けにローカライズし、販売。

主な担当業務

  • 新製品の試作機検証、機能確認
  • 試作機の不具合およびバグの報告
  • 取扱説明書の文案執筆、校正作業、デザイナーとの連携
  • 取扱説明書の組版
  • 仕様書の請求、チェック
  • 返品された商品における、不良内容の確認、およびデータ入力
  • 商品に対する不具合の報告
  • サポートセンターへ技術的な質問への回答

使用したツール

  • Microsoft Office(Excel、Word、PowerPoint)
  • Illustrator
  • Photoshop
  • InDesign

要求されるスキル

試作機に取扱説明書が添付されていなくても使用方法や全ての機能を理解する
試作機や不良品の不具合を発見する
発見した不具合を分かりやすく伝える
機能を整理して、ユーザーにとって使い方を理解できるマニュアルの作成

開発

試作機の不具合(日本語の誤表記、機械的な不具合、機能的に不十分な点、ユーザーインタフェース)を細かくチェックし、見つかった不具合をレポートにまとめ、中国開発者側へ伝達する業務。

修正されたサンプル機、またはファームウェアを再チェックし、不具合が見つからなければ仕様確定、不具合が見つかれば再度修正指示を出す。

仕様書を作成し、中国開発者側へ技術的なデータの提出を要求する。
回答をチェックし、デザイナーへパッケージ・取扱説明書に掲載するデータを指示する。

テクニカルライター

製品に付属する取扱説明書を制作する業務を行う。
取扱説明書を作成するにあたり、試作機のすべての機能を手探りで把握する必要があるが、試作機に取扱説明書が添付されることはないため、手探りで行う。

取扱説明書の文章の作成を行い、デザイナーへ組版を依頼。完成した取扱説明書およびパッケージの校正。

サポートセンター・営業担当への技術的なサポート

サポートセンター(お客様相談窓口)から製品の技術的な質問に対する回答。質問される内容は、すでに発売された製品の使用方法、細かい仕様(例:デジタルフォトフレームにおける動画再生可能ファイル形式やビットレート、コーデックの確認など)など。

試作機ですべての機能をチェックした時に得た知識が求められる。

品質管理

返品された商品の検査。
エンドユーザーから回収した不良品、キャンセルになった修理品、および問屋から返品された商品について故障原因を確認し、シリアル番号と症状、返品された商品が届いた日や、送り主を記録し、データを蓄積する。

データを元に、例えば2010年9月に製造された製品に、DVD読み込み不良が集中しているなどの傾向を把握する。
営業担当者の卸先から返品された商品にどんな不良が多かったかを報告。

発売された製品にある症状が集中して発生している場合は、試作機や実際の商品を用いて検査を行い、商品製造段階で仕様が変更されていないかどうか、試作の段階でチェックしきれなかった不具合だったかどうか確認をします。不具合の内容をレポートにまとめ、中国開発者側へ報告。継続される製品や今後発売する関連する商品に反映されるようにする。

経営環境の変化

中国の工場で製造して日本に輸入するというビジネスモデルが抱える問題として、

  • 人件費の高騰
  • コモディティ化による価格競争(同等の製品を他のメーカーが作っている)
  • 尖閣諸島国有化による日中関係の悪化
  • 円安による原価の高騰
  • 不良率の高さ

これらの問題により、経営状態は悪化の一途をたどりました。会社は規模を縮小し、2度人員整理を行いました。それでも私にしかできない仕事が社内にある以上、とどまることを決意し、経営状態の向上を待ちました。しかし、次に人員整理が行われることがあれば、私は会社を退職する覚悟でいました。

そして2015年初頭に3度目の人員整理が行われるという発表がありました。人員整理が常態化していて社員のモチベーションは下がった上、これ以上持ち直す気配も見せないことが分かった以上、これ以上この会社にとどまることはお互いのためにならないと悟り、早期退職に応募しました。


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